会社概要

私がこの食べる生甘酒を作るようになったのは、
食欲がなくなった高齢の父に何か少しでも食べてくれるものを、と介護している家族みんなと心配し悩むようになったからです。

私は3人の育児に頑張っているときに、安心安全で健康的なおやつを食べさせたいと思い、飲む点滴と言われるノンアンコールの甘酒をいつも作っていました。
もともと私が小さい頃に母が作ってくれていたものです。
また、子育てをする中で健康で幸せに育ってほしいという想いで日々育児をしていました。
結婚して加入した「リスのマークの生協」を通じて、化学調味料や合成添加物の怖さ、ポストハーベストや環境ホルモン問題といった、化学物質が身体に与える影響の怖さを知りました。
私はその生協の委員会に入り、たくさんの学習をして活動し、そこで働くまでに至りました。
そして、組合員向けの食の安全についての学習会を開催したり、生産者との交流会を企画するなど行ってきました。
子ども達には、沢山の自然とのふれあいや、生産者との交流を通じて、自然も食べ物もいのちも大切にする「食育」を伝えてきました。

私が幼い頃、兼業農家で忙しくても母はお願いすると甘酒を作ってくれました。
田舎に住んでいてお店も遠く、甘いお菓子など身近にない中で、私には甘酒がとっても楽しみなおやつだったのです。
母が炊飯器に甘酒を仕込んだときには、とてもうれしくって、何度も蓋を開けて様子を見ていました。
「まだよ!」と母に叱られながらもこっそり味見をして、わくわくしたのを覚えています。
今考えると、たびたび開けすぎて温度が下がり発酵が悪くなったせいで、あの時甘みが少なかったり酸っぱかったりしたんだなぁと思います。
出来上がった甘酒はみんな大好きで、すぐになくなったものです。

親が年老いて、父の介護が必要となりました。
血糖値の心配があって、甘いものが大好きだけどお菓子や果物などはあまり食べられない父。
少食になり好みも偏り、いつも食事の準備をしている姉は父が食べてくれるものをと試行錯誤していました。
同居の姉はとても大変そうでした。

私に出来る事を・・・考えた時、飲む甘酒でなく、食べる甘酒が高齢者食として、最適だと思いました。
私は血糖値の心配のある父、スプーンでゆっくり自分で食べることが出来る自立支援型の高齢者食。穏やかな食事時間を過ごすことが出来ました。
そして、きっと多くの人に役立つと思いました。

より良いものをと思い、発酵時間や配合などをいろいろ試したり、水の量を変えたり、お米の種類を変えてみたり麹の蔵元もいろいろ試し、国産・完全無農薬の材料にこだわり、製法にこだわり 介護食としても利用できる、食べる生甘酒『発酵❣️あまざけ食』が誕生しました。

自宅介護をしている姉は、食が細くなった父に何を食べさせたら良いかといつも苦心していました。甘いものならよく食べてくれたけれど、そんなにあげられない。
でも甘いものが大好きな父、目を盗んで、甘いお菓子や果物を食べて、高血糖に・・・そのあと低血糖を引き起こし、数回救急車を呼ぶ羽目に・・・

この生甘酒は、「米」「麹」で出来ている。
生きた酵素、ビタミンB群、たんぱく質、アミノ酸、食物繊維、甘味の元はブドウ糖、オリゴ糖。
緩やかな血糖値上昇が身体に優しく、ごはんが食べられない時、甘いおやつが食べたいとき、デザートの代わりにも役立ちました。
91歳の父が食欲の無いときでも、私が作った生甘酒を父は「うまか〜♡」と言ってカップひとつペロリと平らげる事もありました。
父が笑顔で喜んで食べてくれるこの「食べる生甘酒」は父も介護する側にとっても無くてはならないものになりました。

喜んでくれるこの「食べる生甘酒」を私は実家に行く時いつも手土産にしました。
父だけでなく姉家族みんなが喜んでくれて、何より介護を担ってくれている姉の力になれてうれしかったことを覚えています。
また、甘酒が苦手だと言っていた甥がこの私の甘酒なら食べられる!といって喜んで食べてくれました。
美容師で生活が不規則な姪もサッと食べられるので助かる、最近体力がついてきて肌の調子が良くなってきたと話してくれました。
産後の姪は、おっぱいを赤ちゃんにあげるけど、ノンアルコールで材料・製法にこだわったこの甘酒なら安心でとても良いと喜んで食べていました。
きっと、私の生甘酒喜んでくれる人が沢山いる!!

子ども達も独立し、始めるなら、今❗️そんな気持ちも後押しし、食べる生甘酒『発酵❣️あまざけ食』はまい工房として起業することを決めたのです。私のチャレンジが始まりました。

また、
心の奥底で、ずっと感じていたこと。
私が幼い頃にあった綺麗な小川や田畑の中で走り回って遊んでいた環境がどんどん壊れて減っていっている。
子育てをする中で、この豊かな緑の地球をこれからの子ども達に渡したいと願いながらも、壊れていく環境を見て悲しく感じていました。
この甘酒を食べる事はお米の消費が増えること。そして 日本の食の自給率が上がることにつながり、環境を守ることにつながる!
さらに、有機農法の生産物を食べることは、SDGsの取り組みでもあり、より自然環境が守られることにつながる。
お米の需要アップで日本の農業が元気になる、就農アップにつながる.田舎も、日本中も元気になる。
この『食べる生甘酒』がその小さな一歩になる。

除草剤不使用、完全無農薬の特別栽培米100%を使った、栄養がぎゅっと詰まったこの「食べる生甘酒」。
日本独自の麹で出来る甘酒の良さを多くの人に知ってもらいたいと思います。
そして、忙しい朝でも、冷凍庫からさっと取り出し手間いらず。そのままテーブルへ。
どの家庭にも常備されていて・・朝食を食べない子ども達がいなくなる様に役立てば・・そんなふうに食育にも役立つ時がくる日を夢見て
食べる生甘酒『発酵❣あまざけ食』を多くの人に知ってもらえるように頑張っていきます。

2023年8月1日
はまい工房    責任者 濱井綾美

820-0066 福岡県飯塚市幸袋537
問い合わせ hamaikoubou@gmail.com